アルゼンチン政治情勢(月1回更新)
アルゼンチン政治情勢(2026年2月)
1 内政
(1)ミレイ政権
●臨時議会
ア 11日、労働改革法案が上院で可決された。
イ 12日、刑事責任年齢引き下げ法案及びEUメルコスールFTAが下院で可決された。
ウ 19日、労働改革法案が下院で可決された。休暇制度の変更を導入する条項が除外されたため、再び上院へ送付された。
エ 26日、フェルナンド・イグレシアスのベルギー・EU駐在大使としての任命、EUメルコスールFTAが上院で可決された。氷河法改正案が上院で可決され、下院へ送付された。
オ 27日、刑事責任年齢引き下げ法案、労働改革法案が上院で可決された。
●国家統計局総裁の辞任(2日)
ラバーニャ国家統計局(INDEC)局長が辞任を表明した。
●保健省人事・障害者緊急事態法公布(4日)
保健省人事、障害者緊急事態法が官報に掲載・公布された。
●国家情報局よるサイバー攻撃阻止(5日)
国家情報局(SIDE)は外務省に対するサイバー攻撃を阻止した旨発表した。
●フェイクニュース対策アカウント開設(5日)
政府は偽情報の拡散に対応するための公式Xアカウント(Oficina de Respuesta Oficial)を開設した。
●軍人家族向け住宅割当協定(10日)
国防省は、軍人家族向けの住宅538戸の割り当てに関する協定を経済省公共事業庁と締結した。
(2)デモ・スト
●全国ゼネラル・ストライキ実施(19日)
臨時議会で審議中の労働改革法案に抗議するためCGT(労働総同盟)が主導する全国ゼネラル・ストライキが行われた。航空、鉄道、地下鉄、バスなどの交通やゴミ収集などの行政サービスが長時間、大規模に停止した。
●議会周辺デモ実施(27日)
臨時議会で審議中の労働改革法案に抗議するため左派団体などが主導するデモ活動が行われた。
(3)その他
●ペロン党ブエノスアイレス州支部長決定(7日)
キシロフ・ブエノスアイレス州知事がペロン党ブエノスアイレス州支部長に就任することが決定した。
2 外交
(1)対米関係
●米国主催重要鉱物閣僚会合(4日)
キルノ外相は、ワシントンで、ルビオ米国務長官が主宰した重要鉱物閣僚会合に出席した。今回の会合で、アルゼンチンは、米国と重要鉱物に関する協定(米側は、「覚書(MOU)」と表記)を締結した。
●米国と相互貿易投資協定署名(5日)
アルゼンチン外務省は、米国と相互貿易投資協定を署名した旨を発表した。
●米国による対アルゼンチン牛肉8万トン追加輸入枠付与(6日)
トランプ米大統領は、アルゼンチンに対し追加で8万トンの牛肉の輸入枠が付与された旨の声明を発表した。
●ペンタゴンにおける西半球国防当局者会議(11日)
米国が招集したペンタゴンでの西半球国防当局者会議にアルゼンチン代表としてマルセロ・ダレ・ノガレ統合参謀総長(海軍中将)が出席した。
●「平和理事会」会合(19日)
ミレイ大統領は、ワシントンで開催された「平和理事会」会合に出席し、国際安定化部隊へのホワイトヘルメット(アルゼンチン外務省国際協力人道支援庁)の協力提供の意思を表明した。
(2)ベネズエラ情勢
●ベネズエラで拘束されていたアルゼンチン人の開放
2日、グスタボ・ガブリエル・リバラ氏が解放された。
4日、ロベルト・バルド氏が解放された。
(3)その他
●コスタリカのラウラ・フェルナンデス次期大統領に対する祝意(2日)
外務省は声明でラウラ・フェルナンデス次期大統領の選挙勝利を歓迎した。
●高市総理に対する祝意(9日)
キルノ外相はXで日本の衆議院選挙の結果に関して高市総理に対する祝意を表明した。
●アルゼンチン・イスラエル間観光分野覚書締結(24日)
外務省は、アルゼンチンとイスラエルが観光分野における覚書を締結した旨を発表した。
●メルコスール・EU協定適用(26日)
大統領府は、アルゼンチンが内部手続きを完了し、メEUメルコスールFTAの適用を可能にした最初の国であると発表した。
●米国・イスラエル対イラン攻撃への歓迎(28日)
大統領府は、米国・イスラエルによるイラン攻撃と同攻撃によるハメネイ・イラン最高指導者を排除した両国の共同作戦を歓迎する旨の声明を発表した。
(5)要人往来
往訪:
米国:キルノ外相(3日~4日、重要鉱物閣僚会合出席)、ミレイ大統領(19日、平和理事会会合出席)
イタリア・バチカン:キルノ外相(10日~12日、伊政府・バチカン関係者との会合)
ドイツ:キルノ外相、プレスティ国防相(13~14日、ミュンヘン安全保障会議出席)
来訪:
なし
(了)