経済情勢(月1回更新)
平成29年5月26日
2017年4月の経済情勢
1 概要
(1)IMFは各国の経済見通しを発表した。2017年の亜の経済成長率を2.2%、インフレ率を21.6%と予測している。
(2)4月末の為替レートは、前年同月比8.20%ペソ安の1ドル=15.4268ペソであった。
2 経済の主な動き
(1)4日、亜政府はBlanqueo(未申告外貨の正規化)の最終結果を発表した。開示総額は1,168億ドル、臨時税収は1,486億ペソとなった。
(2)5日~7日、世界経済フォーラム・ラテンアメリカ会議がブエノスアイレスで開催された。
(3)16日、IMFは各国の経済見通しを発表した。2017年の亜の経済成長率を2.2%、インフレ率を21.6%と予測している。
(4)18日、亜中銀は外貨準備高の積上げ目標をGDP比15%以上とすることを発表した。発表時点での外貨準備高はGDP比10%相当となっている。
(5)26日~27日、マクリ大統領は訪米し、27日にトランプ米大統領と会談した。また、米国商工会議所主催の企業関係者との晩餐会に出席した。
3 経済指標の動向
(1)経済活動全般
2月の経済活動指数(INDEC発表)は、前年同月比2.2%減、前月比1.9%減となった。
(2)消費:自動車販売
4月の自動車販売台数(自動車生産者協会(ADEFA)発表)は、前年同月比12.6%増、前月比1.2%減となった。
(3)工業生産・建設活動
(ア)工業生産
3月の工業生産指数(INDEC発表)は、前年同月比0.4%減となった。
3月の稼働率(INDEC発表)は、前月比5.7%増の65.7%となった。
(イ)建設活動
3月の建設活動指数(INDEC発表)は、前年同月比10.8%増となった。
(ウ)自動車生産
4月の自動車生産台数(ADEFA発表)は、前年同月比15.1%減、前月比5.9%減となった。
(4)物価・雇用
(ア)物価
4月のCPI統計(INDEC発表インフレ率)は、前年同月比27.5%の上昇、前月比2.6%の上昇となった。4月のブエノスアイレス市発表インフレ率(Ipcba)は、前年同月比29.4%の上昇、前月比2.1%の増加となった。また、4月の議会インフレ率(一部の野党議員が発表している民間コンサルタント会社8社の推計を平均した値、首都圏のみの調査に基づく)は、前年同月比27.3%の上昇、前月比2.1%の上昇となった。
4月の卸売物価指数(INDEC発表)は、前月比0.5%の上昇となった。
(5)金融
(ア)Merval指数(株価指数)は、4月末には、前月末比754.59ポイント増の21,019.91ポイントとなった。
また、EMBI+指数は、4月末には前月末比45ポイント減の408ポイントとなった。
(イ)為替レートは、4月末には前月末比0.29%ペソ安、前年同月比8.20%ペソ安の1ドル=15.4268ペソとなった。
コールレートは、4月末には25.00%となった。対民間貸出残高は4月末には19,938億ペソとなった。
外貨準備高は、4月末には前月末比23.05億ドル減の482.17億ドルとなった。
(6)財政
(ア)財政収支
3月の財政収支(財務・金融省発表)は、歳入が前年同月比34.8%増、一次歳出が同22.1%増となった結果、基礎的財政収支は181.84億ペソの赤字となった。また、総合収支は、350.82億ペソの赤字となった。
(イ)税収
4月の税収(以下、財務・金融省発表)は、前年同月比24.6%増の1879.49億ペソ、付加価値税収が同25.6%増の600.99億ペソ(うち、国内分については同33.3%増、税関分については12.5%増)、法人及び個人に係る所得税収が同27.7%増の296.04億ペソ、輸出税収が同29.2%減の90.53億ペソ、社会保障雇用主負担金が同35.8%増の331.50億ペソとなった。
(7)貿易
3月の貿易(INDEC発表)は、輸出が前年同月比2.4%増の4,527百万ドル、輸入が同15.9%増の5,468百万ドルとなった結果、貿易赤字は941百万ドルとなった。
(1)IMFは各国の経済見通しを発表した。2017年の亜の経済成長率を2.2%、インフレ率を21.6%と予測している。
(2)4月末の為替レートは、前年同月比8.20%ペソ安の1ドル=15.4268ペソであった。
2 経済の主な動き
(1)4日、亜政府はBlanqueo(未申告外貨の正規化)の最終結果を発表した。開示総額は1,168億ドル、臨時税収は1,486億ペソとなった。
(2)5日~7日、世界経済フォーラム・ラテンアメリカ会議がブエノスアイレスで開催された。
(3)16日、IMFは各国の経済見通しを発表した。2017年の亜の経済成長率を2.2%、インフレ率を21.6%と予測している。
(4)18日、亜中銀は外貨準備高の積上げ目標をGDP比15%以上とすることを発表した。発表時点での外貨準備高はGDP比10%相当となっている。
(5)26日~27日、マクリ大統領は訪米し、27日にトランプ米大統領と会談した。また、米国商工会議所主催の企業関係者との晩餐会に出席した。
3 経済指標の動向
(1)経済活動全般
2月の経済活動指数(INDEC発表)は、前年同月比2.2%減、前月比1.9%減となった。
(2)消費:自動車販売
4月の自動車販売台数(自動車生産者協会(ADEFA)発表)は、前年同月比12.6%増、前月比1.2%減となった。
(3)工業生産・建設活動
(ア)工業生産
3月の工業生産指数(INDEC発表)は、前年同月比0.4%減となった。
3月の稼働率(INDEC発表)は、前月比5.7%増の65.7%となった。
(イ)建設活動
3月の建設活動指数(INDEC発表)は、前年同月比10.8%増となった。
(ウ)自動車生産
4月の自動車生産台数(ADEFA発表)は、前年同月比15.1%減、前月比5.9%減となった。
(4)物価・雇用
(ア)物価
4月のCPI統計(INDEC発表インフレ率)は、前年同月比27.5%の上昇、前月比2.6%の上昇となった。4月のブエノスアイレス市発表インフレ率(Ipcba)は、前年同月比29.4%の上昇、前月比2.1%の増加となった。また、4月の議会インフレ率(一部の野党議員が発表している民間コンサルタント会社8社の推計を平均した値、首都圏のみの調査に基づく)は、前年同月比27.3%の上昇、前月比2.1%の上昇となった。
4月の卸売物価指数(INDEC発表)は、前月比0.5%の上昇となった。
(5)金融
(ア)Merval指数(株価指数)は、4月末には、前月末比754.59ポイント増の21,019.91ポイントとなった。
また、EMBI+指数は、4月末には前月末比45ポイント減の408ポイントとなった。
(イ)為替レートは、4月末には前月末比0.29%ペソ安、前年同月比8.20%ペソ安の1ドル=15.4268ペソとなった。
コールレートは、4月末には25.00%となった。対民間貸出残高は4月末には19,938億ペソとなった。
外貨準備高は、4月末には前月末比23.05億ドル減の482.17億ドルとなった。
(6)財政
(ア)財政収支
3月の財政収支(財務・金融省発表)は、歳入が前年同月比34.8%増、一次歳出が同22.1%増となった結果、基礎的財政収支は181.84億ペソの赤字となった。また、総合収支は、350.82億ペソの赤字となった。
(イ)税収
4月の税収(以下、財務・金融省発表)は、前年同月比24.6%増の1879.49億ペソ、付加価値税収が同25.6%増の600.99億ペソ(うち、国内分については同33.3%増、税関分については12.5%増)、法人及び個人に係る所得税収が同27.7%増の296.04億ペソ、輸出税収が同29.2%減の90.53億ペソ、社会保障雇用主負担金が同35.8%増の331.50億ペソとなった。
(7)貿易
3月の貿易(INDEC発表)は、輸出が前年同月比2.4%増の4,527百万ドル、輸入が同15.9%増の5,468百万ドルとなった結果、貿易赤字は941百万ドルとなった。
(了)
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