経済情勢(月1回更新)
平成29年5月3日
2017年3月の経済情勢
1 概要
(1)連邦議会において、第135回通常議会の開会式が行われ、マクリ大統領が就任後2度目となる施政演説を行った。
(2)3月末の為替レートは、前年同月比5.49%ペソ安の1ドル=15.3818ペソであった。
2 経済の主な動き
(1)1日、連邦議会において、第135回通常議会の開会式が行われ、マクリ大統領が就任後2度目となる施政演説を行った。経済分野に関しては、本年を再生可能エネルギーの年とすること、メルコスールをラ米地域のプラットフォームとすること、本年はWTO閣僚会議、来年はG20開催国であることなどの発言があった。
(2)3日、マクリ大統領は、亜を訪問した飯島三井物産会長と会談を行った。飯島会長は、亜の食糧、エネルギー及びインフラ分野への投資拡大に関心がある旨述べた。
(3)6日、マクリ大統領は、国家民間航空計画を発表した。同計画は、亜への航空便接続の最適化、観光客数の増加、航空市場への新規参入及び空港インフラの改善などを目的としている。
(4)16日、G20財務大臣・中央銀行総裁会議のためドイツのバーデン=バーデンを訪問したドゥホブネ亜財務大臣は、ショイブレ独財務大臣と会談した。ショイブレ独財務大臣はEUメルコスール自由貿易交渉に対する確固たる支持を示した。
(5)21日~24日、亜において、第27回EUメルコスール自由貿易交渉が行われた。同会合において、通商、政治対話及び両地域間協力の3分野で大きな進展が見られたとされている。
(6)22日、米国政府は、農務省の人事が決まっていないことを理由に、亜産レモンの対米輸出に関する一時停止措置を延期する旨発表した。
3 経済指標の動向
(1)経済活動全般
1月の経済活動指数(INDEC発表)は、前年同月比1.1%増、前月比0.5%減となった。
(2)消費:自動車販売
3月の自動車販売台数(自動車生産者協会(ADEFA)発表)は、前年同月比13.6%増、前月比5.6%増となった。
(3)工業生産・建設活動
(ア)工業生産
2月の工業生産指数(INDEC発表)は、前年同月比6.0%減となった。
2月の稼働率(INDEC発表)は、前月比0.6%減の60.0%となった。
(イ)建設活動
2月の建設活動指数(INDEC発表)は、前年同月比3.4%減となった。
(ウ)自動車生産
3月の自動車生産台数(ADEFA発表)は、前年同月比13.2%減、前月比66.9%増となった。
(4)物価・雇用
(ア)物価
3月のCPI統計(INDEC発表インフレ率)は、前月比2.4%の上昇となった。3月のブエノスアイレス市発表インフレ率(Ipcba)は、前年同月比35.0%の上昇、前月比2.9%の増加となった。また、3月の議会インフレ率(一部の野党議員が発表している民間コンサルタント会社8社の推計を平均した値、首都圏のみの調査に基づく)は、前年同月比33.0%の上昇、前月比2.2%の上昇となった。
3月の卸売物価指数(INDEC発表)は、前月比0.9%の上昇となった。
(5)金融
(ア)Merval指数(株価指数)は、3月末には、前月末比1147.87ポイント増の20,265.32ポイントとなった。
また、EMBI+指数は、3月末には前月末比13ポイント減の453ポイントとなった。
(イ)為替レートは、3月末には前月末比0.47%ペソ高、前年同月比5.49%ペソ安の1ドル=15.3818ペソとなった。
コールレートは、3月末には23.75%となった。対民間貸出残高は3月末には20,498億ペソとなった。
外貨準備高は、3月末には前月末比0.86億ドル減の505.22億ドルとなった。
(6)財政
(ア)財政収支
2月の財政収支(財務・金融省発表)は、歳入が前年同月比40.3%増、一次歳出が同41.8%増となった結果、基礎的財政収支は267.47億ペソの赤字となった。また、総合収支は、300.00億ペソの赤字となった。
(イ)税収
3月の税収(以下、財務・金融省発表)は、前年同月比54.1%増の2122.94億ペソ、付加価値税収が同16.5%増の534.05億ペソ(うち、国内分については同22.7%増、税関分については19.0%増)、法人及び個人に係る所得税収が同34.7%増の329.43億ペソ、輸出税収が同7.1%減の61.38億ペソ、社会保障雇用主負担金が同41.0%増の306.21億ペソとなった。
(7)貿易
2月の貿易(INDEC発表)は、輸出が前年同月比5.7%減の3,888百万ドル、輸入が同0.5%減の4,010百万ドルとなった結果、貿易赤字は122百万ドルとなった。
(1)連邦議会において、第135回通常議会の開会式が行われ、マクリ大統領が就任後2度目となる施政演説を行った。
(2)3月末の為替レートは、前年同月比5.49%ペソ安の1ドル=15.3818ペソであった。
2 経済の主な動き
(1)1日、連邦議会において、第135回通常議会の開会式が行われ、マクリ大統領が就任後2度目となる施政演説を行った。経済分野に関しては、本年を再生可能エネルギーの年とすること、メルコスールをラ米地域のプラットフォームとすること、本年はWTO閣僚会議、来年はG20開催国であることなどの発言があった。
(2)3日、マクリ大統領は、亜を訪問した飯島三井物産会長と会談を行った。飯島会長は、亜の食糧、エネルギー及びインフラ分野への投資拡大に関心がある旨述べた。
(3)6日、マクリ大統領は、国家民間航空計画を発表した。同計画は、亜への航空便接続の最適化、観光客数の増加、航空市場への新規参入及び空港インフラの改善などを目的としている。
(4)16日、G20財務大臣・中央銀行総裁会議のためドイツのバーデン=バーデンを訪問したドゥホブネ亜財務大臣は、ショイブレ独財務大臣と会談した。ショイブレ独財務大臣はEUメルコスール自由貿易交渉に対する確固たる支持を示した。
(5)21日~24日、亜において、第27回EUメルコスール自由貿易交渉が行われた。同会合において、通商、政治対話及び両地域間協力の3分野で大きな進展が見られたとされている。
(6)22日、米国政府は、農務省の人事が決まっていないことを理由に、亜産レモンの対米輸出に関する一時停止措置を延期する旨発表した。
3 経済指標の動向
(1)経済活動全般
1月の経済活動指数(INDEC発表)は、前年同月比1.1%増、前月比0.5%減となった。
(2)消費:自動車販売
3月の自動車販売台数(自動車生産者協会(ADEFA)発表)は、前年同月比13.6%増、前月比5.6%増となった。
(3)工業生産・建設活動
(ア)工業生産
2月の工業生産指数(INDEC発表)は、前年同月比6.0%減となった。
2月の稼働率(INDEC発表)は、前月比0.6%減の60.0%となった。
(イ)建設活動
2月の建設活動指数(INDEC発表)は、前年同月比3.4%減となった。
(ウ)自動車生産
3月の自動車生産台数(ADEFA発表)は、前年同月比13.2%減、前月比66.9%増となった。
(4)物価・雇用
(ア)物価
3月のCPI統計(INDEC発表インフレ率)は、前月比2.4%の上昇となった。3月のブエノスアイレス市発表インフレ率(Ipcba)は、前年同月比35.0%の上昇、前月比2.9%の増加となった。また、3月の議会インフレ率(一部の野党議員が発表している民間コンサルタント会社8社の推計を平均した値、首都圏のみの調査に基づく)は、前年同月比33.0%の上昇、前月比2.2%の上昇となった。
3月の卸売物価指数(INDEC発表)は、前月比0.9%の上昇となった。
(5)金融
(ア)Merval指数(株価指数)は、3月末には、前月末比1147.87ポイント増の20,265.32ポイントとなった。
また、EMBI+指数は、3月末には前月末比13ポイント減の453ポイントとなった。
(イ)為替レートは、3月末には前月末比0.47%ペソ高、前年同月比5.49%ペソ安の1ドル=15.3818ペソとなった。
コールレートは、3月末には23.75%となった。対民間貸出残高は3月末には20,498億ペソとなった。
外貨準備高は、3月末には前月末比0.86億ドル減の505.22億ドルとなった。
(6)財政
(ア)財政収支
2月の財政収支(財務・金融省発表)は、歳入が前年同月比40.3%増、一次歳出が同41.8%増となった結果、基礎的財政収支は267.47億ペソの赤字となった。また、総合収支は、300.00億ペソの赤字となった。
(イ)税収
3月の税収(以下、財務・金融省発表)は、前年同月比54.1%増の2122.94億ペソ、付加価値税収が同16.5%増の534.05億ペソ(うち、国内分については同22.7%増、税関分については19.0%増)、法人及び個人に係る所得税収が同34.7%増の329.43億ペソ、輸出税収が同7.1%減の61.38億ペソ、社会保障雇用主負担金が同41.0%増の306.21億ペソとなった。
(7)貿易
2月の貿易(INDEC発表)は、輸出が前年同月比5.7%減の3,888百万ドル、輸入が同0.5%減の4,010百万ドルとなった結果、貿易赤字は122百万ドルとなった。
(了)
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