中前大使のバイア・ブランカ市公式訪問

令和3年9月7日
 8月31日から9月1日、中前大使は、ブエノスアイレス州バイア・ブランカ市(ブエノスアイレス市の南西635キロ)を公式訪問し、ガイ(Mr.Héctor Gay)バイア・ブランカ市長と会談しました。また、バイア・ブランカ港の視察及び同港湾内の包摂的広場(Plaza inclusiva)の壁画完成式への参加等を行いました。
 
 それぞれの表敬・訪問概要は以下のとおりです。
 
1  バイア・ブランカ港訪問(8月31日)
 中前大使は、アルゼンチンを代表する主要港のバイア・ブランカ港を訪問し、同港を管理するバイア・ブランカ港管理コンソーシアムのススビエレス(Mr.Fedrico Susbielles)代表から同港の現状及び将来の展望について説明を受けました。同港は、アルゼンチンの石油・天然ガス輸出、穀物輸出の拠点港の役割を担っています。同港は1993年に全国で初めて独立港湾組織により管理されています。

ススビエレス・バイア・ブランカ港
コンソーシアム代表との意見交換

    


オペレーションルーム視察


 

2 バイア・ブランカ港包摂的広場の壁画完成式及びパラスポーツ関係者表彰式出席(8月31日)

 中前大使は、バイア・ブランカ港内にある包摂的広場(Plaza Inclusiva)の壁画完成式及びパラスポーツ関係者表彰式に出席しました。東京パラリンピック2020の開催にちなんで、パラスポーツ競技者と日本の桜をモチーフにした壁画が描かれました。中前大使は、「パラリンピックは、多様性を認め、誰もが個性や能力を発揮し活躍できる公正な機会が与えられている場で、今大会は共生社会を具象化するための重要なヒントが詰まっている大会」であることを強調するとともに、バイア・ブランカ港管理コンソーシアムが包摂的広場の整備とバイア・ブランカ市民との共生に積極的に取り組んでいることを賞賛しました。

       

           
包摂的広場の壁画完成式及びパラスポーツ関係者表彰式の様子
 

3 ガイ・バイア・ブランカ市長表敬(9月1日)

 中前大使は、ガイ・バイア・ブランカ市長を表敬し、ブエノスアイレス州南西部の重要な輸送拠点として高い潜在力を持つ同市ととともに、日・アルゼンチン経済関係の強化に向けて協働できることを期待する旨述べました。ガイ市長は、バイア・ブランカ港及び同市のロジスティック面での優位性と将来への展望について述べました。
 

 

ガイ・バイア・ブランカ市長表敬


4 オロスコ国立スール大学副学長との意見交換(9月1日)

 中前大使は、オロスコ国立スール大学副学長を訪問し、アルゼンチンの国立大学で7番目の歴史を持ち、本年開学65周年を迎えた同大学との学術・文化交流について意見交換を行いました。
 

 

オロスコ国立スール大学副学長表敬


 

5 地元紙「ラ・ヌエバ・プロビンシア」によるインタビュー(8月31日)

 中前大使は、地元紙「ラ・ヌエバ・プロビンシア」による個別インタビューに応えました。また、9月1日には同紙を訪問し、エリアス同紙社主(Mr.Gustavo Fabián Elías)と二国間関係について話し合いました。
 

 

取材の様子