中前大使のアウストラル大学公式訪問
6月15日、中前大使はブエノスアイレス州ピラール市にある私立アウストラル大学(1991年創立)の招待を受け、同大学キャンパスを訪問しました。同大学は日本の大学との学術交流推進を目指しており、本年度は明治大学との間でオンライン国際交流講座を開設し、日本とラテンアメリカの国際的なパートナーシップの橋渡しに貢献する人材を育成するためのジョイントクラスを実施しています。
1 ロドリゲス・アウストラル大学学長等との意見交換
中前大使はフリアン・エステバン・ロドリゲス(Mr. Julián Esteban RODRÍGUEZ)学長等と昼食を挟みつつ意見交換を行い、日本の大学とアウストラル大学の学術交流、米英をモデルとして設置された国内トップレベルの同大学ビジネススクールの概要及びコロナ禍でのアウストラル大学病院の社会的貢献等について、幅広く説明を受けました。
2 アウストラル大学病院の視察
中前大使は90ヘクタールのピラール・キャンパス内に立地するアウストラル大学病院(2000年に創立)をラファエル・アラゴン(Mr. Rafael ARAGÓN)院長の案内で視察し、国内トップレベルの医師と設備を兼ね備えた医療機関として、難易度の高い医療技術を提供している様子を見学するとともに、同院長と意見交換を行いました。
3 政治・行政・国際関係学部関係者との意見交換
中前大使はアルフォンソ・サンティアゴ(Mr. Alfonso SANTIAGO)政治・行政・国際関係学部長及び同学部関係者と意見交換を行い、2015年に設立された同学部及び2020年に設立された同大学院(修士課程)について説明を受けるとともに、6年前に同学部内に開設されたアジア研究センターの取組と目指しているアジア研究の概要ついて説明を受けました。また、露のウクライナ侵攻による国際社会の分断の状況、中南米・カリブにおけるFOIPの重要性、多国間主義の中で日本と亜が果たしうる役割等、幅広いテーマについて意見交換しました。
4 国費外国人留学生制度についての説明会
当館広報文化センターはアウストラル大学の学部生に対し、日本政府が実施している国費外国人留学生制度についての説明会を実施しました。将来日本留学を目指す学生からは多くの積極的な質問が出されました。