第1回日亜農林水産業・食料産業対話開催結果のお知らせ

平成30年3月1日
2018年2月27日
在亜日本国大使館
 
1 2018年2月20日(火)、第1回日亜農林水産業・食料産業対話が、農産業省にて開催されました。
 
2 本対話は、2017年5月、マクリ大統領と安倍総理の立ち会いの下、亜の農産業大臣と日本の農林水産大臣との間で署名された覚書に基づき行われる官民合同の第1回目の対話であり、中南米ではブラジルにおける日伯農業・食料対話に続き、アルゼンチンが2か国目となります。
 
3 本対話は、日亜二国間で官民連携による農林水産業・食料産業分野における協力を強化するために設置されました。
 
4 本対話において、亜側からは、農産業省等の政府関係者、企業関係者、日本側からは、農林水産省の柱本大臣官房参事官をはじめとした農林水産省関係者、在亜日本国大使館、30名の企業・団体関係者が参加しました。
 
5 本対話の午前の官民セッションでは、冒頭、エチェベレ亜農産業省大臣、福嶌在亜日本国大使、柱本参事官の挨拶、その後、両国政府関係者より今後の農林水産業政策の展開方向、両国政府・企業関係者より日亜相互のビジネス関係の強化、亜における投資・ビジネス環境の改善に係るプレゼンテーションが実施されました。また、福嶌大使から亜側に対し、亜の農畜産業・食料産業の競争力強化、日本の農林水産物・食品の輸出促進、亜における税制・通関・各種手続の改善、亜の農業生産性向上・穀物輸送インフラの改善並びに穀物関連データの整備・改善に向けた日本企業の亜への要望・意見をとりまとめた提案書が手交されました。また、午後には農産業省と農林水産省との政府間セッションが行われ、農産物等の貿易、農業分野等の協力、2018年のG20議長国である亜と2019年のG20議長国となる日本とのG20 における協力、次回対話開催等に関し、意見交換を行いました。
 
6 2月22日は、同対話の一環で、日本側参加者によるブエノスアイレス州内の牧場、INTA花卉研究所の視察が行われました。
 
7 本対話が、日亜二国間の農林水産業・食料産業分野における協力及びG20に向けた協力等の強化、同分野における両国の投資・貿易の拡大等に寄与すること、また2018年は日亜外交関係樹立120周年の節目の年であり、同対話が日亜の友好関係の更なる強化に資することが期待されます。
 
 
<添付資料>
日本側からアルゼンチン側への提案書(日本語)