サンティアゴ・デ・エステロ州ロレト市消防隊に対する消防車の供与

令和7年12月17日
供与式
De parte del Pueblo Japones
 令和7年(2025年)12月15日、サンティアゴ・デル・エステロ州ロレト市において、同市のボランティア消防隊に対する消防車の供与式が行われました。同供与式は、令和6年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ロレト市ボランティア消防隊中古消防車整備計画」によるものであり、供与限度額は41,383米ドルです。

 同供与式には当館から前東参事官、ベハラノ・ロレト市ボランティア消防隊理事長の他、ゴンサレス同市長、ベロン市議会議員、アルタサ州議会議員、消防隊関係者等が参加しました。

 草の根・人間の安全保障無償資金協力は、対象となる地域における経済社会開発を目的とし、草の根レベルの住民に直接裨益する、比較的小規模な事業のために必要な資金を供与する政府開発援助の一つであり、NGO(非政府組織)、地方公共団体、医療機関、教育機関等を対象に支援を行っています。これまでに日本政府(在アルゼンチン日本国大使館)がアルゼンチンにおいて実施したプロジェクト数は全79件であり(総額5,171,947米ドル)、NGO等に対し、消防車の他、医療機材、救急車等を購入する資金を供与しており、そのうち30件において、地域住民の生命・財産を守るため、ボランティア消防隊に消防車等を供与しています。

 本案件は、ロレト市ボランティア消防隊が在アルゼンチン日本国大使館に対し行った要請に基づくものであり、本件協力が、ロレト市や近隣の消火、防災及び救命活動の強化とともに、来年で日本人のアルゼンチン移住140周年を迎える日本とアルゼンチンの友好関係の一層の緊密化に資することが期待されます。
BV LORETO
MINISTRO CONSEJERO AUTOBOMBA