「バラデロ市立リノ・ピニェイロ病院医療機材整備計画」に係る 贈与契約の署名

令和4年（2022年）10月4日、駐アルゼンチン日本国大使公邸において、中前駐アルゼンチン日本国大使は、バラデロ農村協会ビオリ会長と草の根・人間の安全保障無償資金協力「バラデロ市立リノ・ピニェイロ病院医療機材整備計画」による医療機材（血液ガス分析装置、血球計数装置、麻酔装置、除細動器、手術台、遠心分離機）の供与（供与限度額61,960米ドル）に係る贈与契約の署名を行いました。同署名式には、他にサンチオ・バラデロ市長、エハルケ同病院院長、サリーナス・アルゼンチントヨタ社長など関係者が参加いたしました。

草の根・人間の安全保障無償資金協力
　草の根・人間の安全保障無償資金協力は、対象となる地域における経済社会開発を目的とし、草の根レベルの住民に直接裨益する、比較的小規模な事業のために必要な資金を供与する政府開発援助の一つであり、NGO（非政府組織）、地方公共団体、医療機関、教育機関等を対象に支援を行っています。
 
日本政府のバラデロ農村協会及びバラデロ市立リノ・ピニェイロ病院に対する支援について
　本案件は、バラデロ市立リノ・ピネェイロ病院のこれまでの地域への貢献及びニーズを踏まえ、アルゼンチントヨタの支援の下、当該病院と協力関係にあるバラデロ農村協会を通じ協力するものであり、当該病院に対する医療機材供与についてバラデロ農村協会と在アルゼンチン日本国大使館との間で契約が結ばれました。　
　本件協力がバラデロ市及び周辺地域の医療サービスの向上及び改善を図るとともに、日本とアルゼンチンの友好関係の一層の緊密化に資することが期待されます。