「センテンテナリオ州立病院医療機材 整備計画」に係る贈与契約の署名

令和7年（2025年）2月10日、在アルゼンチン日本国大使館において、山内駐アルゼンチン日本国大使は、ロサリオの医療関係財団である「ピネダ・ラファエル」財団のムニアグリア理事長と草の根・人間の安全保障無償資金協力「センテナリオ州立病院医療機材整備計画」による医療機材（超音波診断装置一台及び麻酔装置一台）の供与（供与限度額136，795米ドル）に係る贈与契約の署名を行いました。同署名式には、同財団タンノ書記、州政府代表スピレレ氏、同病院麻酔科長ペレス医師らなど関係者が参加いたしました。
 
草の根・人間の安全保障無償資金協力
　草の根・人間の安全保障無償資金協力は、対象となる地域における経済社会開発を目的とし、草の根レベルの住民に直接裨益する、比較的小規模な事業のために必要な資金を供与する政府開発援助の一つであり、NGO（非政府組織）、地方公共団体、医療機関、教育機関等を対象に支援を行っています。
 
日本政府のセンテナリオ州立病院に対する支援について
　本案件は、センテナリオ州立病院のこれまでの地域への貢献及び同病院の心疾患患者のニーズを踏まえ、「ピネダ・ラファエル」財団を通じ同病院を支援するものであり、当該施設に対する医療機材供与について「ピネダ・ラファエル」財団と在アルゼンチン日本国大使館との間で契約が結ばれました。　
　「ピネダ・ラファエル」財団及びセンテナリオ州立病院は麻酔、鎮痛、蘇生サービスの改善を図るプロジェクトとして超音波診断装置と麻酔装置の供与を求めました。
本協力によりセンテナリオ州立病院、サンタ・フェ州及び周辺地域の医療サービス向上が図られ、日アルゼンチン友好関係の一層の緊密化に繋がることが期待されます。