「カレタ・オリビア州立病院付属10月17日診療所歯科用医療機材整備計画」に係る贈与契約の署名

令和7年（2025年）12月11日、在アルゼンチン日本国大使館において、星野駐アルゼンチン日本国大使は、ブレビ・カレタ・オリビア・ライオンズクラブ会長と草の根・人間の安全保障無償資金協力「カレタ・オリビア州立病院付属10月17日診療所歯科用医療機材整備計画」による医療機材（歯科用パノラマX線検査装置一台及び歯科診療用椅子一台）の供与（供与限度額48，733米ドル）に係る贈与契約の署名を行いました。同署名式には、ガダノ上院議会議員、ロス同州保健省大臣、カリソ市長、ピロサント同クラブ事務局長など関係者が同席しました。
 
草の根・人間の安全保障無償資金協力
　草の根・人間の安全保障無償資金協力は、対象となる地域における経済社会開発を目的とし、草の根レベルの住民に直接裨益する、比較的小規模な事業のために必要な資金を供与する政府開発援助の一つであり、NGO（非政府組織）、地方公共団体、医療機関、教育機関等を対象に支援を行っています。
 
日本政府のサンタクルス州10月17日診療所に対する支援について
　本案件は、カレタ・オリビア州立病院付属10月17日診療所のこれまでの地域への貢献及び同州の歯科患者のニーズを踏まえ、カレタ・オリビア・ライオンズクラブを通じてカレタ・オリビア州立病院傘下の同診療所を支援するものであり、当該診療所に対する医療機材供与についてカレタ・オリビア・ライオンズクラブと在アルゼンチン日本国大使館との間で契約が結ばれました。　
　カレタ・オリビア・ライオンズクラブ及びカレタ・オリビア州立病院は歯科診療サービスの改善を図るプロジェクトとしてオルソパントモグラフィーと歯科診療用椅子の供与を求めました。
本協力によりカレタ・オリビア州立病院、サンタ・クルス州及び周辺地域の歯科医療サービス向上が図られ、来年で日本人のアルゼンチン移住140周年を迎える日アルゼンチン友好関係の一層の緊密化に繋がることが期待されます。