エントレ・リオス州ビジャグアイ市がん撲滅協会に対する医療機材の供与

令和4年8月8日
ALCEC
De parte del Pueblo Japones
 令和4年(2022年)8月8日、エントレ・リオス州ビジャグアイ市においてビジャグアイ市がん撲滅協会(Asociación de Lucha Contra El Cáncer Villaguay:ALCEC Villaguay)に対する超音波診断装置1台の供与式が行われました。同供与式は、本年2月25日に署名された令和3年度草の根・人間の安全保障無償資金協力によるものであり、供与限度額は75,470米ドルです。

 同供与式には中前駐アルゼンチン日本国大使、アルバレスALCEC Villaguay理事長、モンホ・ビジャグアイ市長、フエルテス・エントレリオス州上院議員、コッソ同州下院議員や協会関係者等が出席しました。

 草の根・人間の安全保障無償資金協力は、対象となる地域における経済社会開発を目的とし、草の根レベルで住民に直接裨益する、比較的小規模な事業のために必要な資金を供与する政府開発援助の一つであり、NGO(非政府組織)、地方公共団体、医療機関、教育機関等を対象に支援を行っています。これまでに日本政府(在アルゼンチン日本国大使館)がアルゼンチンにおいて実施したプロジェクト数は計69件であり(総額4,545,948米ドル)、NGO等に対し、消防車の他、医療機材、救急車等を購入する資金を供与しており、そのうち34件において、地域住民の生命保護及び健康管理のため、病院等に医療機材等を供与しています。

 本案件は、ALCEC Villaguayが在アルゼンチン日本国大使館に対し行った要請に基づくものであり、本件協力が、ビジャグアイ市や近隣の住民のがん診断サービスの改善、強化とともに、日本とアルゼンチンの友好関係の一層の緊密化に資することが期待されます。
 
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