海外子女教育のご案内
近年我が国国民の海外活動の発展はめざましく、世界各地に在住する長期滞在者数も増加の一途を辿っています。これに伴い、義務教育相当年齢の子女数も増加しており、海外子女教育問題は在留邦人にとっての最大の関心事項のひとつとなっていると思います。これに対応して、海外における子女教育に対する需要も高まっており、平成20年現在、世界各地に日本人学校が86校、補習授業校が201校開設されています。
日本人学校や補習授業校は、海外に在住する父母等が設立、運営している学校であり、我が国の学校教育法の適用外であるものの、教育の機会均等と義務教育 無償の精神に基づき、日本国政府は、昭和42年度に義務教育用教科書の無償配布を開始するなど各種の助成、支援措置を拡充させてきています。
大使館は、これらの我が国の支援措置について、外務省に対し支援要請を行うことや、外務省を通じて文部省と管轄地域内における補習授業校との間の橋渡しを行い、必要な助言、指導等を行っています。
当館管内には日本人学校1校が設置されており、邦人の子女の日本語教育等に精力的に取り組んでおります。
ブエノスアイレス日本人学校
設立:1961年
所在地:LA PAMPA 3520, (1430) BUENOS AIRES
TEL / FAX:4554-2460, 4552-1919
ステータス:文部省認定学校(小学校、中学校)
生徒数:21名
派遣教員数:7名
運営団体:アルゼンチン日本文化教育協会
授業料:月額4800ペソ(2014年4月現在)
その他、入学手続き、授業内容や入学金等の経費等詳細は同校に直接お問い合わせ下さい。
なお、この他にブエノスアイレス市内には日系社会が経営する日・西・英の3カ国語で教育を行うブエノスアイレス日亜学院 (Instituto Privado Argentino Japonés-幼稚園、初等部、中高等部)があります。
教科書の無償配布のご案内
日本国政府は、海外に長期にわたって滞在する邦人のうち、日本における義務教育学齢期の子女に対し、日本の小中学校用の義務教育用教科書を無償で配布しています。大使館領事班は、この義務教育用教科書配布の窓口を行っていますので、受付期間内にお申し込み願います。
無償配布の対象となる子女
アルゼンチン日本国大使館に在留届を提出され管轄地域内に在住されている方で、日本国籍を保持し(重国籍者を含む)、当地に長期滞在する日本の義務教育学齢期の子女です。なお、永住者及び日系の子女の方は対象外ですが、将来、日本の中学校、高等学校等へ進学又は就労する意思をもつ日本国籍を保持する子女は無償配布の対象となります。
配布希望の申し込み受付期間は、毎年4月~5月頃と9月~10月頃、前後期の2回(中学生の教科書は前期のみ)となっており、その都度当館ホームページ上でご案内申し上げます。なお、受付期間終了後のお申し込みについては、(財)海外子女教育振興会から直接ご自宅に送付されることとなります。その際、教科書は無償ですが、郵送実費及び手数料千円は申込者のご負担となりますところ、予めご了承願います。
ブエノスアイレス日本人学校に通学している子女に対しては、同校から配布されますので当館にお申し込みいただく必要がありません。
これからアルゼンチンに転入される方は、必ず日本出国前に(財)海外子女教育振興財団より教科書を入手の上、ご持参ください。
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