1.3月11日にアルゼンチン政府が発表した穀物輸出に係る税制度の改正に対し、農牧団体等によるデモや道路封鎖等の抗議活動が各地で続き、特に25日には、フェルナンデス大統領が農牧団体によるストライキを非難したのに反発し、鍋叩きデモがブエノスアイレス市内の五月広場・オベリスコ等をはじめ国内各地で行われ、一部では政府を支持するピケテログループと衝突し怪我人が出る事件も発生しました。27日には同大統領が農牧団体に対し道路封鎖の停止を条件とした対話の呼びかけを行ったため各地の抗議活動は縮小しつつありますが、今後の政府の対応によっては、再度抗議活動が盛り上がる可能性も否定できません。
2.つきましては、抗議活動が付近にて行われた場合はこれに近づかないよう留意するとともに、テレビ・ラジオ等にて治安情報の収集に努め、不測のトラブルに巻き込まれないよう注意してください。